コート預かりの行列が教えてくれた、写真の見方
満員のライブが終わって、コート預かりは黒い上着だらけです。番号札を握った人が同じコートに手を伸ばすと、列が止まります。写真の中の物を数えるときも、同じ取り違えが起きやすいんです。
前は、壁じゅうに「ここにあるかも」の札を先に貼るやり方が多かったです。あとから重なった答えを捨てて整えます。動きが増えるぶん、変な場面でルールが噛み合わないこともあります。
DETRは発想を変えました。たくさんの仮札をばらまく代わりに、決まった人数の係を最初から置きます。係は一人ひとり自分の番号札を持って、コートを一着見つけるか、「なし」と言うかをはっきり出します。
教えるときのコツは、係が戻る順番を気にしないことです。コート一着につき係は一人だけ、と組み合わせを決めます。種類が合ってるか、手が輪郭に合ってるかを見て選びます。余った係は「なし」を自信を持って言います。コートが物、係が答え役で、かぶりを最初から防ぐ。つまり最初からきれいな答えのセットを出せます。
係はバラバラに探すわけじゃありません。部屋全体を見回しつつ、ほかの係の動きも感じ取ります。だから目立つ一着に全員が寄りにくいんです。床の近くの小さなキーホルダーみたいな物は、見落としやすくて、もっと丁寧な見方が要ります。
このやり方だと、あとから直すための細かい決まりが減ります。一対一で「この係はこのコート」と決まるからです。箱で囲むだけじゃなく、コートの形をなぞるみたいに輪郭まで出すこともできます。重なったら、どの部分がいちばん強い主張かで分けて、すっきりした結果にします。手作業のつぎはぎじゃなく、一回の連携で答えをそろえる感じです。