霧の港で、短いメモが道しるべになる話
冷たい港のバルコニーで、灯台守は霧の向こうを見張ります。船影がふっと出て、すぐ消えます。全部は追えないので、小さな手帳に通るたびの要点だけ書きます。その手帳が今夜のよりどころです。
DNAも似ています。A、C、G、Tの並びがずっと続いて、ものすごく長いことがあります。よくあるやり方は、見張りが海のあちこちを何度も見比べる感じで、長くなりすぎると急に重くなりやすいです。
面白いのが、CaduceusとHawkという新しめの作りです。文字が一つ進むたび、手帳みたいな小さな要約だけを更新して持ち歩きます。船の流れがDNA、手帳が要約、手帳を渡し続けるのが道順です。つまり、同じ大きさの記憶で長旅に耐えます。
同じ種類の遺伝子の予測で比べると、この灯台守タイプは普通の長さでも弱くなりませんでした。Caduceusは、遺伝子の働きの合図や調整の目印を当てる課題で、よくある基準と同等か上回る場面がありました。Hawkは一部の課題で遅れもありました。
夜が長くなっても、手帳式は崩れにくいです。調整を足さずに、Caduceusはだいぶ長い並びまで広げても変化が小さめでした。Hawkも、変化の影響を読む点数が長さが増えても安定しがちでした。見比べ式は、慣れない長さでガクッと落ちやすい傾向が出ました。
海岸線まるごと見るには、長いDNAを区切って読みます。一区切りを読み終えた手帳を、次の区切りの最初にそのまま渡すんです。交代の灯台守が同じ手帳を受け取る感じです。遠くまで見渡せても、距離を伸ばすだけで答えが急に良くなるとは限らない、という手触りも残りました。